2022年12月でコーチを引退します。
2023年1月末で退職して、地元静岡に一時的に帰ります。
辞めるまでに至った経緯など、自分の整理と報告のためにまとめました。
コーチ引退の理由
「バスケで飯を食う」を目標に、滋賀に来て約4年。
20代前半から実現したかった仕事も遊びもバスケづくしの生活が実現できたことは嬉しかったです。
でも実現してしまうと、なんだか物足りなくなるんですよね。
やりたかったことはできてるけど、なんだか物足りない・・・
次に打ち込める目標がなかなか見つからず、不満はないけどこのままでいいのかと思う日々が続きました。
この仕事をしていると、成分バスケでできてるバスケバカにたくさん出会います。
特に指導者をされている方たちの子どもたちを上手くさせたい、NO.1になりたいという熱量はすごいです。
そういう人たちと接して思ったのは、自分はバスケが好きだし上手くさせたいと思ってるけど、指導者として勝つこと、上手くなることを突き詰める情熱はそこまでないということ。
世界を目指すとか、県で優勝するとか、そういう目標には前からあまりピンと来なくて、思えばコーチを始めてから自分の口からそういう目標を言ったことはありませんでした。
だからといって手を抜いてるわけじゃなくて、ちゃんと上手くさせたいし試合で勝てるようにバスケを教えたいと思っています。
本を読んだり、クリニックに参加したり、人から話を聞いたりして、指導者としてスキル向上にも努めています。
子どもたちが自分の話に興味を持って聞いてるとき、できなかったことができるようになって嬉しそうにしているとき、そういう瞬間が好きで良い指導をしたいと思っています。
だから、指導者の目標は日々目の前の子どもたちが喜ばせることでした。
指導者としての長期的な目標がなかなか見えなかったので、このままコーチを続けるべきか考えるようになりました。
「できた感」を感じて生きる
滋賀でバスケスクールを始めたのは、バスケのコーチをしたいのもあったけど、それよりビジネスをつくる経験をしたかったからです。
今の仕事の中でコーチ以外にやったきたのは、マーケティングやマネジメントなど。
立ち上げ当初、14人から始まったバスケスクールは2年で100人規模に成長。
どうやったら人が集まるか、売上を上げれるかなど、0から考えて行動していくことにやりがいを感じました。
だから、マーケティングや事業企画、コンサルなど、ビジネスを創る仕事をもっとやってみたいと思いました。
今までコーチをしながら得たビジネスの知識やスキルを別の領域で活かすとしたら、どんなことができるのか試してみたい。というのが今思うところです。
できなかったことができるようなった時の感覚を、ぼくは「できた感」と呼んでいます。
ぼくはできた感を感じられた時が何よりも楽しいです。
だから自分もバスケをずっと続けているし、子どもたちにバスケを教えてきました。
仕事は自分の人生に良い影響を与えるものだと考えています。
だからこれからも仕事を通じてできた感を味わっていきたいです。
今の環境で挑戦できることもあるけど、今の環境では刺激が足りない。
自分ができた感を感じて人生を楽しむためには、環境を変えて新しい仕事に挑戦したいと思いました。
「コーチ」という仕事
「コーチ」はやりがいのある素晴らしい仕事です。
コーチの成長が子どもの成長につながるから責任重大。
何年やっても毎回の練習に失敗できないプレッシャーを感じます。
そんなコーチの楽しさは試行錯誤すること。
答えのない問題に自分なりの仮説を立てて検証していく。
ぼくは我が強いから自分のやりたいようにやりたいタイプ。
だからこの仕事の性質はとても合ってました。
今まで出会った子の中には、「ユースケコーチみたいにバスケのコーチになりたい」と言ってくれる子もいた。
こんな自分が目標にされたり、リスペクトされたりしていいんか。
コーチとして子どもたちと関われて本当に本当に良かったです。
最後に
この仕事のおかげで、年齢も性別も立場も関係なく、本当に多くのバスケ好きと出会えたことに感謝しています。
関わってくださった皆さまありがとうございました。
残りわずかですが、滋賀でのバスケ楽しみます!
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