小学生のバスケットボールプレーヤーにとって、3人制バスケ3×3は貴重な経験と成長の機会です。
通常の5人制バスケとは異なるルールとフォーマットにより、個々のスキルや戦術的な理解を発展させることができます。
この記事では、小学生が3人制バスケ3×3をプレーする3つのメリットについて紹介します。
3つのメリット
- ボールを扱うスキルが向上する
- ディフェンスが上達する
- グループ戦術が学べる
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メリット①:ボールを扱うスキルが身につく
3人制バスケ3×3は、個々のプレーヤーがより多くのボールタッチを経験する絶好の機会です。
通常の5人制バスケと比べて、チームメンバー1人当たりのボールの取り扱い回数が増えます。
このため、ボールに慣れ親しむことができ、ドリブルやパスのスキルを向上させることができます。
ハンドリングスキルの向上は特に重要です。
3×3ではコートが狭くなり、ディフェンスが厳しくなるため、正確なハンドリングスキルが求められます。
また、ショットクロックが12秒と短いのが3×3の特徴です。
オフェンスを立て直す時間がなく、ディフェンスからの流れで作れたシュートチャンスで得点しなくてはなりません。
そのため、時間とディフェンスのプレッシャーがある中でクイックかつ正確なシュート力も必要になってきます。
小学生が3×3をプレーすることで、ハンドリングスキルの向上に加えて、シュートスキルや判断力も養われます。
メリット②:ディフェンスが上達する
3×3では、カバーに行きにくいため、1on1のハードワークが求められます。
カバーに行きにくいのは、オフェンスのスペースの使い方が広いからです。
ハーフコートを3人で使うオフェンスは、スペースを十分に取って攻めることができます。
その反面ディフェンスは、オフェンスの距離が遠くなりカバーに行きずらく、多くの場合は抜かれたら終わりです。
オンボール、オフボールともに、1on1でハードにコンタクトを取り、自分がマークマンを守らなきゃいけない状況になるため、ディフェンスが上達します。
メリット③:グループ戦術が学べる
3×3は5on5と比べてスペースがあるため1on1で得点できそうなのですが、実はそうではなく、ほとんどは2~3人が絡むグループ戦術で得点を狙います。
先ほど述べたように、3×3では1on1のディフェンスのプレッシャーが強いです。
そのため、オフェンスはいかに1on1の個の力で得点するかでなく、いかにチームプレーで楽に効率よく得点するかを考えなくてはなりません。
オンボール、オフボールスクリーンや、チェックボールから始まるセットプレーなど、多様な戦術を駆使して得点を狙います。
このようなグループ戦術を成功させるにも、1つ目のメリットで説明したボールを扱うスキルが必要です。
グループ戦術をするための、ハンドリングスキルを覚えられるため、より実践的なプレーが習得できます。
まとめ
以上の3つのメリットからも分かるように、小学生が3人制バスケ3×3をすることは、バスケットボールのスキルと戦術的な理解を向上させる素晴らしい機会です。
ボールの扱い方、ディフェンススキル、グループ戦術の学習に焦点を当てながら、子どもたちの成長をサポートすることが私たちコーチの役割です。
ぜひ、3人制バスケ3×3を取り入れた練習や試合を通じて、小学生選手たちの可能性を引き出していきましょう。
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