こんにちは、ユウスケです。3人制バスケスクール「NINJA AIRS ACADEMY」の運営とコーチをしています。
月謝が売上のほとんどであるバスケスクールは、休校などで練習が行えなくなった場合、月謝の決済ができず売上がたちません。
そのため、普段なら多少のトラブルがあってもできる限り休校にならないように対応します。ただ緊急事態宣言が発令されると体育館が休館してしまうため、強制的に練習することができなくなります。
そんな中、NINJA AIRS ACADEMYは、ホームコートであるSG-Parkを活用して、この緊急事態宣言中でも活動を継続することができました。
この記事では、NINJA AIRS ACADEMYでとった緊急事態宣言中の対応をご紹介します。
滋賀県では緊急事態宣言が2回発令されました。1回目と2回目で違う対応をしているので、それぞれまとめています。
この記事を書こうと思った理由
他団体さんの参考になればと思ったからです。
緊急事態宣言が出た時に他団体さんの対応をたくさん調べました。
活動を止めたら売上がなくなるし、止めないと子どもたちに感染が拡大するかもしれない。
バスケスクールに限らずスポーツスクール運営をしている人、習い事に関わる仕事をしている人もコロナによって大きな影響を受けています。
自分たちはどうやってコロナを乗り越えようか調べている時に、早いタイミングで独自の対応をネットに公開している団体さんがあってとても助かりました。
今後ぼくと同じように困る人がいると思うので、少しでも参考になればと思いまとめることにしました。
緊急事態宣言1回目(2020年4〜5月)
スクールは休校、非接触型サービスを開始しました。非接触型サービスは、月謝はそのままお支払いいただいて、以下2つのサービスを提供しました。
- スクール生限定コートレンタル
- オンライン指導
物理的に練習する場所がない、外出を控えたいという方は、個別に休会の対応(休会中は月謝が発生しない)をしています。
この非接触型サービスを継続したのは、スクール生全体の30〜40%ほどでした。
スクール生限定でSG-Parkのコートレンタル
コートレンタルの詳細は以下の通りです。
- 1日1時間無料です。
- お友達を誘わず、個別に(一家族ごと(ご利用ください。
- 換気のため窓は開放してください。
- コート利用後はモップ掛けをお願いします。
- 前日までにご予約くださいSG-Academy(現NINJA ACADEMY)のLINEへご連絡くださ
い) - 当日の予約は原則受付けません。
- コート利用時はSG-Academy(現NINJA ACADEMY)Tシャツを着用ください(まだお持
ちでない場合は会員証を発行します)
【コート利用の注意事項】
- 利用は1家族1時間です。兄弟で使う場合でも1時間までとします。
- 原則、友達(他のスクール生)を誘っての参加はおやめください。やむを得ない事情がある場合は、予めご連絡をお願いします。※例:どうしても送迎ができないなど
オンライン指導
オンライン指導サービス詳細です。
- クラスごとに、自宅などでできるトレーニング動画(宿題)をLINE公式アカウントのタイムラインで週一回配信します。
- 時間をつくって宿題をやっていただき、練習している様子を動画で撮っていただきます。(1回分だけで大丈夫です)
- その動画を各自作っていただいたInstagramの宿題投稿用アカウントへ投稿します。
- コーチがInstagramの投稿を確認し、個別アドバイスをDMで返信します。
緊急事態宣言2回目(2021年8〜9月)
独自のコロナ対策をしながら、スクール活動を継続。1回目の緊急事態宣言の時とは異なり、通常通り練習を行いました。(※コロナ対策を行っています)
気になる方には個別に休会の対応をいたしました。2回目の緊急事態宣言を受けてスクールを休会した人は、スクール生全体の15%ほどです。
[緊急事態宣言中の対策]
- 通常通りの練習を行います。対人練習や接触を伴う練習をした時と水分補給前には消毒をします。
- 荷物や水筒などの荷物は間隔を空けて置いてください。(SG-Parkでは1人ひとつパイプ椅子をご利用ください。クラスの入れ替わり時にはアルコール消毒をします。)
- 練習中はこまめに(15〜30分おきくらいで)消毒をします。
- コーチは、コロナや熱中症対策を優先して練習を進めます。練習のペースが遅くなる場合がありますが、予めご了承ください。
※練習中はマスクを着用しなくても構いません。気になる人は個別にご着用ください。
[基本的な対策]
- SG-Parkへの出入りや車までの移動時など、練習中以外は「マスク」をご着用ください。
- 来た時、帰る時に出入り口で「消毒」をしましょう。
- SG-Parkのレストランの入り口で「検温」をして練習参加前の体温を確認してください。
- 直近で体調不良などがあった場合、練習への参加はお控えください。
- 基本的に大丈夫かと思いますが、友達の飲み物などを飲まないでください。
※「緊急事態宣言中の対策」変更点(2021/09/12以降)
・変更前
「子ども同士の接触が多くなる対人練習(1対1や3対3など)はしばらく行わず、個人スキル(ドリブル、シュート、パスなど)の向上を目的とした練習を実施します。」
・変更後
「通常通りの練習を行います。対人練習や接触を伴う練習をした時と水分補給前には消毒をします。」
※コートは、窓を大きく開放すると熱気が入り込み室温が上昇するため、一部のみ開放しています。開放しているのは一部ですが、常に換気扇と扇風機なども回して空気を循環させています。
情報を調べ、自分の頭でよく考え、情報を取捨選択する大切さ
結果的に、クラスターや(ぼくが知る範囲では)スクール生からコロナ感染者が出ることはありませんでした。
「事業としては休校して売上が0になるのは厳しい。でも、今はそれよりも人命や感染拡大を防ぐことが大切だ。」
「ホームコートがあるおかげで活動を継続することはできそうだけど、万が一のリスクがある(クラスターなど)から休校すべきでは?」
国や県などの行政、バスケットボール協会の方針、日々のニュースなど情報がたくさん流れてきて、何を判断基準にすればいいのか迷った時期がありました。
保護者の方からは「休校にした方がいいのでは」という声や「活動(バスケの練習や運動)できる場がないから助かる」という声もいただいています。休校か継続かどちらかであれば決めやすいのですが、賛否両論あります。
最終的には、様々な情報を取捨選択して自分が納得できる形で活動を継続する判断をしました。
ワクチンの摂取が進んでいますが、今後も変異株が出現して感染拡大する可能性は大いにあります。
今後も緊急事態宣言が発令した場合に、情報を調べ、自分の頭でよく考え、取捨選択してその時にあった対応ができるように備えたいと思います。
緊急事態宣言中に自分たちはこんな対応をしたよ!というのがあればぜひ教えてください。
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